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【今日のトリビア】
キャベツを食べ過ぎると
甲状腺腫になる場合がある
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今日のメルマガはボクが経験した
実話を小説風にお届けします。
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地下鉄から登る階段の途中
夏の太陽の熱気を感じながら
重い足取りでボクは地上に出た。
昼過ぎの神保町はまだランチを
終えていないサラリーマンやOLが行き交う。
そんな光景を横目にボクは
交差点で信号待ちをしながら
大通りの向かいにある
有名ドラックストアをボーッと眺めて
「どうしてあれだけ人が入るんだろ?」
なんてことを考えていた。
すると、隣のサラリーマンが
急に歩き出したことで
信号が変わったことに気付き
慌てて横断歩道を渡った。
この街ならではの
古書の独特な匂いを嗅ぎながら
決して綺麗とは言えない
路地裏の雑居ビルの二階に
ボクは吸い込まれる様に入った。
階段を上がり、ドアノブに手をかけ
フーッとため息のような息を吐き出し
鉄板の様に重く感じるドアを開けた。
見慣れた顔の顧問税理士(以下先生)が
ボクを待ち構えていたのと
冷えた室内の空気で毛穴が驚いた。
ボクらは挨拶もそこそこで
打ち合わせの席に座り
冷えた麦茶をひと口飲んだ
すると…
会社の試算表をテーブルに広げて
先生はボソッと一言
『リスケするしかないですね…』
ボクは分かっていた答えだが
少し血が引くのを感じた。
そう、会社は5年前に立ち上げた
アイラッシュサロンが大手の価格破壊と
人材確保が上手く行かず
固定費が会社の売上を圧迫し
毎月、数十万円という赤字を
1年近く垂れ流していたのだ。
10年近く経営をやってきて
これほどまでどうしていいのか
分からなくなったのは初めてだった。
何をするにもお金のことが頭から離れず
全てのことに対してストレスしかなかった。
「独身だし、消費者金融から借りて
支払いすればいいや」
と、馬鹿みたいなことまで
この頃は考え始めていた。
「リスケすることで会社としては
少しだけ現金が残ります。
今度、公庫にお願いしにいきましょう。
私も一緒に行きますから」
先生は眼鏡越しにボクを見ながら
“これしか方法はない”と
言わんばかりの話し方だった。
確かにこのまま、何もせず
時間だけが過ぎてしまうと
年内どころか2ヶ月ほどで
資金ショートしてしまうのは事実
もう待った無しの状態になっているのは
どこの誰が見ても分かる…
リスケをすることは会社として
どれだけのリスクになるのか
経営者としてまだまだ未熟者だった
ボクはこの時点では軽く考えていた。
早速、公庫の担当にアポを取り
当日の必要書類を先生に手渡され
ボクはまた灼熱の太陽の下を
思い足取りでサロンに戻った。
この続きは気が向いたら
また書きますね。
明日のメルマガのテーマ(予定)は
『集客するのに苦労する人としない人』
では、明日のam9:15にお届けします。
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